2026年9月2日、オーストラリア工業化学品導入制度(AICIS)は、オーストラリア工業化学品目録(AIIC)に収載されているレチニルリノレート(CAS 631-89-0)に付されている定義済み評価範囲(DSA)条件を取り消すことを発表しました。この変更は2026年9月30日に発効します。関連する導入者は、毒物スケジュール区分の変更可能性にも十分注意する必要があります。
評価の背景
AICISは以前、2019年工業化学品法の第4部に基づき、レチニルリノレートの評価を実施しました。公開協議の後、最終評価声明(EVA00187)が2026年6月26日に公表されました。当初の収載条件が、この最新のリスク評価の結論と一致しなくなったため、AICISの執行理事は、評価声明の結論に基づき、その導入に伴うリスクを管理するために、目録における当該化学物質の収載条件を変更する必要があると判断しました。また、この評価では、スケジュール区分によるリスク管理も推奨されました。
収載変更の内容
これに基づき、AICISの執行理事は、2019年工業化学品法第86条に基づき、目録の収載内容を変更し、DSA条件のみを取り消しました。変更後の収載条件は以下の表のとおりです。
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CAS番号 |
631-89-0 |
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化学名 |
Retinol, 15-[(9Z,12Z)-9,12-octadecadienoate] |
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化学式 |
C38H60O2 |
ChemRadarの知見
関連する導入者は、以下の点に十分注意することをお勧めします。
- 条件の変更に注意してください。2026年9月30日に変更が発効すると、レチニルリノレートはAIICに収載されたままとなりますが、その収載条件にはDSA条件が付されなくなります。これまでこの条件に基づいて導入区分を判断していた企業は、コンプライアンス評価を速やかに更新する必要があります。
- スケジュール区分に注意してください。評価声明では、この化学物質のリスクをスケジュール区分によって管理することが推奨されており、関連するスケジュール項目は今後調整される可能性があります。導入者は、現在および今後の導入が毒物基準(SUSMP)の要件を引き続き満たすようにする必要があります。
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