モニタリング化学物質 とは、持続性が高く生物蓄積性が強い物質であり、人間または高次の栄養段階にある捕食動物に対する長期的な毒性が不明な物質を指します。化学物質管理法(CSCL)に基づき、モニタリング化学物質は経済産業省(METI)、厚生労働省(MHLW)、環境省(MOE)が共同で規制および公表しています。
► 化学物質管理法(CSCL)に基づき、モニタリング化学物質に分類された化学物質は、年間生産または輸入量が1kg/年以上に達した場合、毎年6月30日までに報告書を提出し、提出期限は7月31日です。輸入者または製造者は、モニタリング化学物質の人間または高次の栄養段階にある捕食動物に対する長期的な毒性を調査し、関連情報を事業者に伝達しなければなりません。
► モニタリング化学物質に分類されていない化学物質は、関連する義務の対象外です。
規制および基準
化学物質の評価及び製造等の規制に関する法律(化学物質管理法;CSCL) (2022年6月17日)
化学物質の評価及び製造等の規制に関する法律施行規則 (2020年12月28日)
一般化学物質、優先評価化学物質及びモニタリング化学物質の製造数量記入の手引き(2020年3月30日)
規制当局
► 厚生労働省
► 経済産業省(METI)
► 環境省(MOE)
免除事項
- 元素
- 天然に存在する物質
- 毒物及び劇物取締法に基づく特定物質
- JAPANアンチドーピングコードに基づく麻薬、覚醒剤原料
- 麻薬及び向精神薬取締法に規定された麻薬
- 研究開発目的で製造または輸入された化学物質
- 以下の規制に基づく物質:①食品衛生法に基づく食品、食品添加物、容器包装、玩具及び洗剤;②農薬取締法に基づく農薬;③肥料取締法に基づく肥料;④飼料安全法に基づく飼料及び飼料添加物;⑤医薬品医療機器等法に基づく医薬品、化粧品及び医療機器
- 混合物中の一般化学物質の濃度が10%未満
- 日本国内で購入され、日本国内で販売される物質
- 消費者に販売される製品または物品に使用される化学物質
リストの入手方法
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