2026年3月3日,欧州化学品庁(ECHA)のリスク評価委員会(RAC)はパーフルオロアルキル物質(PFAS)の制限提案の評価を完了しました。RACは、PFASの危険性、量、排出、リスク、および提案された制限措置の潜在的な効果と実用性(執行可能性を含む)に関する包括的かつ独立した評価に基づいて意見を採択しました。
背景
PFAS制限提案はデンマーク、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデンによって共同で作成され、2023年1月にECHAに提出されました。同年3月から9月にかけて、業界関係者から5,000件以上の意見が寄せられた第一回目の公聴会が完了しました。2025年6月、ECHAは改訂版第14版のPFAS制限提案を発表し、8つの追加産業分野の評価を取り入れました。具体的な改訂内容については、以下をご参照ください:
https://www.chemradar.com/en/news/detail/ew0wlmxfdurk
RACは、REACH規則に基づくEU全域の制限提案を評価するECHAの2つの科学委員会の一つです。RACは、化学物質の製造、市場投入、使用が人の健康および環境に及ぼすリスクを評価し、一方で社会経済分析委員会(SEAC)は、代替品の利用可能性を考慮しつつ、提案された制限の社会経済的影響を評価します。
今後の予定
RACの意見全文は間もなく正式に公開される予定です。SEACは来週対応する意見案を審査・採択し、その後60日間の公聴会を開始する見込みです。最終意見は2026年末までに正式に採択される予定であり、これはECHAによる制限提案の科学的評価の完了を意味します。意見は欧州委員会に正式な技術文書として提出されます。欧州委員会はRACおよびSEACの意見に基づき具体的な制限提案を作成し、EU加盟国代表からなるREACH委員会に提出して審議および投票を行います。
CIRSグループは、ECHAの委員会および欧州委員会の今後の意思決定プロセスを引き続き注視し、PFAS制限提案に関する立法動向をリアルタイムで追跡し、企業のコンプライアンス達成を支援します。
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